2021.05.14

15歳以下の子どもでも、約2%に睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は成人の病気というイメージがありますが、15歳以下の子どもでも約2%に症状がみられます。
成人では睡眠時無呼吸症候群により、高血圧や高脂血症、糖尿病、といった生活習慣病のリスクが高まることや、心筋梗塞や脳卒中といった重大な病気を合併しやすくなる問題がありますが、 子どもの場合は、睡眠の質の低下によって成長や学業に影響を及ぼすことがあります。

子どもの睡眠時無呼吸症候群の原因としては、「肥満」、「成長過程で扁桃腺が体に対して大きい」、という2種類が考えられます。

症状としては、夜間に「いびき」、「無呼吸」、「頻繁な覚醒・体動」、「夜尿症(おねしょ)」、昼間には「落ち着きがない」、「多動」、「反抗的・攻撃的な性格形成」、があります。
重症になると「発達遅滞」、「肺性心」、「胸郭変形」が生じますので、気になる症状がある場合は早めに医療機関へ相談するようにしましょう。

睡眠時無呼吸症候群の症状については、こちら
簡単な自己チェックは、こちら

はなまるクリニック(埼玉県川口市の耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科)では自宅でできる睡眠時無呼吸症候群の検査を行っています。